ボディビルダーが取るべきタンパク質

筋発達を促すため、トレーニングを行っている人たちにとって最も重要な のがタンパク質です。
これについては 誰も異論を唱えることはないと思いますが、ボディビルダーのフィジークを完成させるには、タンパク質は絶対に不可欠と言っても過言ではありません。
ただ、だからといって、それほど重要ならとにかくタンパク質を大量摂取すればいいなどと思わないでください。

理想的な筋発達を促すには、適量のタンパク質が必要で、その量は決して過剰であってはならないのです。

断続的にタンパク質を体内に供給することは、血液中のアミノ酸濃度を継続して高く維持することにつながります。
このことは体内をアナボリック環境に保つ上できわめて有用な事です。

プロテインの利便性

タンパク質の補給にはプロテインシェイクがよく利用されます。
その理由は、手軽で無駄なカロリーが含まれておらず、しかも十分な量のタンパク質を確実に体に送り込むことができるからです。

血液中のアミノ酸濃度を高めた状態で保つことを優先させるなら、大きめのシェイカーにプロテインパウダーを3〜5スクープ程入れて水でシェイクし、これを1日の間に何度も冷蔵庫から取り出しては 一口のみ、1日が終わるまでに飲み干すようにするといいでしょう。
その場合、シェイクするプロテインパウダーは、できればホエイとカゼインを混合させたものがいい 理想です。

また、卵も高タンパク質の食材であり、価格も安く、調理も手間が掛かりません。
摂取する量としては6個を午前中に、同量を就寝までに摂取するといいでしょう。
一日に食べる分をあらかじめゆで卵にしておけば、 食べるたびに調理の手間が省けて便利です。
経済的に余裕があるなら、オメガ3の含有量が多い卵を購入するのも一つの手です。
ブロ イラーで育てられている鶏の卵ではなく 放し飼いにされている鶏の卵は、多くの場合、黄身に含有されるオメガ3脂肪酸の量が多いのです。
卵をたくさん食べ る場合、黄身は少なめにしたいなら、アメリカでは白身だけを集めた液状卵の商品が販売されています。
これは生でも飲むことができるもので、プロテインシェイクに1カップの白身を混ぜてシェイクすれば、より高タンパク質のシェイクを用意することができます。
また白身を混ぜることでプロテインシェイクの食感がクリーミーになるので試してみるといいでしょう。

ちなみに、イギリスに拠点を置くボディビルトレーナーのポール?ボレッソンは、 寝る前の食事としてステーキと卵を食べています。
これはかなりの高タンパク質食であり、しかも寝ている間のカタボリズ ムを抑制する効果があるとして、彼は多くのクライアントにもこれを勧めています。

タンパク質の摂取量を増やすために、 乳製品を利用することも勧めています。
ヨーグルト(特にグ リークヨーグルト)やチーズ(カッテージチーズ)を摂取するようにするといいでしょう。
これらの乳製品は多少の炭水化物も含有されていますが、一般的には高タンパク質食であり、毎日十分なタンパク質を得る為のバリエーションになり得るはずです。
高タンパク質食の食材の中で最も値が張のが肉です。
理想としては1日に数回の牛肉、鶏肉、ターキー、魚、豚肉など、さまざまな種類の動物性タンパク質を摂取するのが理想です。
また、ツナ缶もすぐに食べられるという点で大いに利用価値が高いはずです。

なお、肉を食べるときは、その都度調理したほうがおいしいですが、それでは手間がかかりすぎて食事が面倒になります。
したがって、加熱が必要な肉類は、週末にまとめて調理を完了させておき、食べるときに冷蔵庫から取り出して、電子レ ンジで温めるだけですむように準備して おく方が望ましいでしょう。
さらに、少しでも食事が苦痛にならないように、毎回同じ食材を食べるよりは、 異なるものを選択するほうがいいでしょう。
たとえば一日に食べる肉類は、1回が鶏肉、 1回が魚、1回が牛肉というように複数の食材を組み合せるようにすることを勧めます。

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